「面白い」がinterestingにならないとき

日本語で何かの感想を聞かれたときに
「面白い」をよく使います。

「アナ雪2の映画、面白かった。」
「昨日のサッカーの試合は面白かった。」
「あのお笑い芸人は面白い。」
「ピカソの絵は面白い」

この気持ちを英語で表すとき、
必ずしもinterestingになるわけ
ではありません。

interestingは、
「興味がひかれる」という意味です。

「ふーむ」「なるほど」と、
興味や好奇心、知性が
刺激される面白さに限定されています。

先の例ですと、
「ピカソの絵は面白い」のときの
面白さがよい例ではないかと思います。
Picasso’s paintings are interesting.

interestingは、場合によっては
ネガティブな印象も与えます。

例えば、The person is interesting.
とすると、
その人が変わっていて興味がひかれる
というニュアンスにもなります。

笑ってしまう人、面白おかしい人
のつもりでinterestingを使ってしまうと
相手には伝わりません。

その場合は、
funnyや hilariousを使います。

ワハハと笑いたくなる面白さ、滑稽さ
を表します。
芸人さんやコメディー、
ギャグ漫画イメージです。

The comedian is funny/hilarious.
(そのお笑い芸人は面白い)

もちろん、そのお笑い芸人に、
好奇心をそそるような面白さを
感じていれば
interestingを使っても問題ありません。

ただ、英語ではみなさんが感じている
「面白さ」の種類によって、
使う単語が違うことに
注意していただきたいと思います。

その他、日本語で「面白い」は
英語ではこんな単語で表現されます。

(辞書では別の訳がついているものも
ありますが、ここでは
「面白い」と言う場面で
使われやすい言葉をあげます。)

– fun
楽しいという気持ちの面白さを表します。
この言葉は多くの場面で使えます。

Soccer is a lot of fun.
(サッカーはすごく面白い)

-exciting
わくわく、ドキドキする面白さを表します。
イメージはジェットコースター。

The rollercoaster was exciting!
(ジェットコースター面白かった!)

アクション映画、推理小説、
旅行、スポーツ等で感じることが
多いと思います。

– amusing, entertaining
amusingは愉快な気持ちになる面白さです。
ちなみにテーマパークはamusement partといいます。

The characters of Frozen II are amusing.
(アナ雪2の登場人物は面白い)

芸や知恵を使って楽しませる面白さには
entertainingが使われます。

The concert was entertaining.
(コンサートは面白かった)

「面白い」と感じた気持ちを表す
英語表現は他にもいろいろあります。

興味のある方は、英和辞典、和英辞典、
類語辞典などで調べてみてくださいね。

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