TOEICを受験されたことのある方はご存知の通り、
Part 7 は、2時間にわたるTOEICテストの
最後に出てくる読解問題です。
長文読解問題なので、これが得意という方は
これまであんまり見かけません。
「見るだけでぞっとします」というご意見を聞くぐらいです。
しかし、点数を上げたいなら、やるしかありません。
Part 7 では、100語程度~300語程度の長文が提示され、
その内容に関する出題があり、回答者は4つの選択肢から答えを選びます。
Part 7 に関してはいろんな解き方、「私流」があり、
それは決して悪い事ではなく、うまくいっていれば
つまり点数が上向きになっているなら、何の問題もありません。
ただ、うまくいっていないときは、やり方を変えることも考えましょう。
よく「わたしは長文を全文読まないと、問題に回答することができないんです」
とおっしゃる方がいます。
そのお気持ちは良く分かります。
問題に対応する一部だけを取り出すと、なんだか、気持ち悪い。
全体を把握しないと、問題はどれも理解できないのでは、 という、焦り。
しかし!
TOEICテストには時間制限があることを忘れないでください。
Part 7を全文読むこのやり方だと、2つのハードルがあります。
その1
「48問全て解くのに間に合うスピードで 全文を読めますか?」
その2
「問題を見たときに、該当箇所が思い出せるほど 読んだ全文が記憶に残っていますか?」
というこことです。
特に、その2は、成人してから以降、厳しいですね。
読んだはずが、もう、ほとんど記憶に残っていなかったりします!
極端な話、すべて読んだことの意味すらすっかりなくなってしまいます。
このことを考えると、
まず問題から読んだほうが、短いので記憶に残りやすそうですよね。
よかったらこの後、落ち着いて問題を読んでみてください。
文章全体を読まなくていい問題が 相当数含まれていることに気付いていただけるはずです。
例えば、
・What is the main purpose of this document?
(この文書の主要な目的はなんですか?)
であれば、タイトルと冒頭数行で答えがつかめる場合もあります。
・The word “run” in paragraph 2, line 3 is closest in meaning to
(2パラグラフ目の3行目の”run”の単語に以下のうち意味が一番近いのは。)
であれば、該当のrunとその前後を確認すればよいのです。
問題を覚える数も欲張って4つ全部!・・・というのも悪くはないですが、
問題を1つだけ覚えておき、その回答にあたるところをピンポイントで長文から探す、
というところからはじめましょう。
慣れてくると覚える問題数を徐々に増やせますので、そのつもりで欲張っていくと、
スピードもあがっていきます。
長文を怖がらずに、ぜひ、お試しを!