study と learnの意味の違いは?
と聞かれたら、
study「勉強する」
learn「学ぶ」
この訳語を答えられる方は
多いと思います。
では、英文にするときに
ご自身の意図にあった
単語を使えていますか?
今日はそれを
確認してみましょう!
まず、2つの単語の
中心となる意味の
おさらいです。
studyは、
教室などで説明を聞いたり、
テキストや本を読んだりして
学ぶ(learn)ことを言います。
学ぶことの過程に
フォーカスしています。
「研究、調査する」という
意味にもなります。
一方、learnは、
知識やスキルを得ることであり、
習得の結果にフォーカスしています。
勉強(study)や経験を重ねることで
learnします。
時に「覚える」「知る」
という意味にもなります。
大人になってから
英語学習を始められる時、
たくさんの方がこうおっしゃいます。
I studied English in high school
but I didn’t learn anything.
「高校で英語を勉強したけど、
何も身についていない」
studyとlearnの違いが
わかる例文ですね。
過去時制learnedを使う時の
注意点です。
「昨日、私は英語を勉強した」
という時、
I studied English yesterday.
は言えるのですが、
I learned English yesterday.
だとちょっとおかしいです。
learnedは「身につけた」なので、
昨日1日で英語を習得したことになり、
通常ありえないからです。
yesterdayを抜いた、
I learned English. は
英文としてOKですが、
英語をマスターした人という印象を
与えます。
目的語をsome wordsにして、
I learned some English words yesterday.
(昨日いくつか英語の単語を覚えた)
はOKです。
今日はstudyとlearn の
ニュアンスの違いについてお話しました。
みなさんのより良いコミュニケーションの
助けとなれば幸いです!